こんにちは。
今日は野球のスパイクの先に取り付ける
P革についてのご説明をさせて頂きます。
先ずP革とは。
ボールを投げる際に、
スパイクの先端を土に擦る動作で靴が傷むのを
少しでも軽減する為の革及び樹脂製のカバーを
p革と言います。
右投げの方で有れば右のつま先を消耗する為
右側のつま先へP革を取り付けます。
左投げの場合は同様に左のつま先へP革を取り付けます。
また投手用・野手用の2種類があります。
投手用は少し大きめになり。
よりつま先を広範囲で保護出来ます。
上記の写真はP革の種類の中でも、
縫いPを施工させて頂きました画像になります。
通常のP革はソール側に釘を打ち込み、
固定していますので簡易的に安価でお渡しが即日可能です。
【店舗込み具合により即日お渡しが出来ない場合が有ります】
縫いPは先ず一枚の革をソールとスパイクの
隙間に挟み込んでいき、
その際に革とアッパーの隙間をボンドで固定していきます。
乾いた所で挟み込んだ革を強い糸でソールに縫い込んで
行く作業を行います。
縫い込みが終わりましたら、
ソール部分の必要のない余りの革を切り落とす作業を行います。
終わりましたらつま先のソールを保護出来ます
【コバ金】を打ち込みます。
コバ金を打つ事によりソールの摩耗を軽減できます。
終わりましたらスパイクのアッパーと靴本体を
八方ミシンで縫い込んでいきます。
縫い込みが終わりましたら、
革のアッパー部分にマスキングをして
レジンを綺麗に塗り込んでいきます。
ここがプロの技術の見せ所です。
乾きましたら再度つま先部分へ2度塗りを
行います。
半日ほど乾かして終了となります。
縫いpを行う事によりスパイクの耐久性が
【手入れをすれば】各段に上がります。
釘で打つp革では試合中に取れる場合もありますし、
スパイクとp革の間に砂が入り込み
プレーに集中できません。
ただし構造上縫いpが出来ないスパイクも
多数あります。
詳しくは店頭にてご確認下さい。
縫いPの場合は約1週間程お預かりさせて頂きます。
(有)スポーツキューブ共栄
愛知県大府市大東町1-69
☎0562‐47‐1361
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